『星空雲台ポラリエ』の発売から8年を経て、
進化をとげた『星空雲台ポラリエU』が登場!
進化した機能を撮影方法ごとに紹介します。
あなたは『星空雲台ポラリエU』をどう使いますか?
星野写真とは、ここでは目安として
星座が分かる程度の画角で星空のみを撮影した写真を指します。
ポラリエU <星追尾モード>、焦点距離34mm(35ミリ換算)、露光時間15秒。
日本では珍しいみなみじゅうじ座・ケンタウルス座と天の川を写した1枚。
星野写真を撮影する際は、『星追尾モード(★)』を使用します。
星座全体を写すには標準レンズで十分撮影することができます。レンズの焦点距離が長くなればなるほど、星が点像に写らず、線になってしまいます。
星座をはっきりと写し出すためにはポラリエUの出番になります。付属の素通しファインダーで極軸を合わせ、星を追尾することで星を点像のまま、より露光時間を長く撮影することが可能となります。
ポラリエUの耐荷重が2.5kgになったことで、小型のミラーレス一眼カメラだけではなく、大型一眼レフカメラでも安心してご使用していただけます。
また約575gと非常に軽量コンパクト。レンズ1本追加する感覚で持ち出していただけます。
登山や旅行に携帯してはいかがでしょうか?
星景写真とは、
星空と景色を1枚に収めた写真です。
ポラリエU <1/2 モード>、焦点距離14mm(35ミリ換算)、露光時間30秒。
チリのアタカマでの1枚。大マゼラン星雲とカノープスが寄り添う南天ならではの星空と自然。
星景写真を撮影する際は、『星景撮影モード(1/2)』を使用します。
星景写真は星野写真と同様に星を追尾して点像に写しだしますが、同様の設定で撮影すると、景色が少しブレてしまいます。
『星景撮影モード』では、星の日周運動の半分の速さで動作するため、星をできるだけ点像に留めておきながら、景色のブレも最小限に写し出すことができます。
『シャッターケーブル』(別売)とポラリエUアプリの『星景・天体写真モード』を使用することで更に細かい設定が可能です。またケーブルレリーズ代わりに使用していただけます。
『星景撮影モード(1/2)』よりはもう少し星をしっかり点像に写したいという方は、星の日周運動の2/3の速さで動作させること選択することができます。また『カスタムモード(C)』にはお好みの追尾速度を登録しておくことができます。
撮影する景色や状況に合わせて、モード・設定を使い分けて撮影してみてはいかがでしょうか?
対応機種をご確認ください
S:ソニー用
COM:キャノン・フジフィルム用
N10:ニコン用
NA:ニコン用
O:オリンパス用
PL:パナソニック・ライカ用
CN3:キャノン用
天体写真とは望遠鏡や望遠レンズを用いて、
星雲や星団・銀河等の天体を撮影した写真です。
ポラリエU <星追尾モード>、α7RIII、TAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD
露光時間30秒、87枚コンポジット(トリミング有)
天体撮影の際は、星野写真と同様に『星追尾モード(★)』を使用します。望遠レンズや小型望遠鏡を使用しての撮影になります。
『極軸アームPU』(別売)・『極軸望遠鏡PF-LⅡ』(別売)を併用すると極軸の精度を高められ、望遠レンズでの撮影でも星を点像に写しが出すことが可能となります。
またオートガイド端子(SBIG社製オートガイダーST-4準拠)を装備し、市販のオートガイダーによる制御に対応します。
さらに『ポラリエUステップアップキット』(別売)などを併用することで耐荷重が大幅に向上。より大きな望遠レンズや小型望遠鏡を安定して追尾させることが可能となります。
またポラリエUと並行して極軸微動雲台の決定版『極軸微動雲台DX』(別売)を開発。『極軸微動雲台DX』はより重い機材でも安定し、また極軸の調整がスムーズに行えます。
できる限りコンパクトで本格的な天体写真を撮影するにはこれ以上にない最適な機材です。
星空撮影から天体写真へのステップアップにいかがでしょうか?
星景写真の撮影と同様に、『シャッターケーブル』(別売)とポラリエUアプリ<星景・天体写真モード>を使用することでケーブルレリーズを使わず天体を撮影できます。
無線でのコントロールなので、車内など少し離れた場所での制御も可能。寒い観測地で撮影することが多い天体撮影ですが、寒さが苦手な方の強い味方になるでしょう。
対応機種をご確認ください
S:ソニー用
COM:キャノン・フジフィルム用
N10:ニコン用
NA:ニコン用
O:オリンパス用
PL:パナソニック・ライカ用
CN3:キャノン用
タイムラプス動画とは、一定の間隔を空けて撮影(インターバル撮影)
した静止画をつなぎ合わせて作る動画です。
ポラリエUのSMS機能をフル活用したタイムラプス動画。
冬の自然と星空を中心にダイナミックに表現しています。
タイムラプス撮影時にはポラリエUを、追尾装置(ポータブル赤道儀)として使用するのではなく、電動雲台(ローテーター)として使用します。
星空を写すタイムラプス撮影は三脚とカメラ・レンズだけでも行えますが、ポラリエUで動きをつけることでよりダイナミックな映像に仕上がります。
タイムラプス撮影では左右に動きをつけるのをパン、上下に動きをつけるのをチルトといいます。従来のポラリエに比べ軸受けスパンが4倍になったことで、ポラリエUではチルトでの撮影が可能となりました。
『シャッターケーブル』(別売)とポラリエUアプリを使用することで、SMS機能(下記参照)などのより細かい設定を行うことできます。さらに『クイックリリースパノラマクランプ』(別売)を取付けることで、カメラの取り外しが容易になります。
星野・星景・天体写真を撮り慣れた方も、ポラリエUを使ったタイムラプス撮影はいかがでしょうか?
ポラリエUアプリでは、露光中・インターバル中の動作設定をそれぞれ行えます。
SMS機能を使いインターバル時のみ回転させることで、ブレの少ない鮮明な静止画を撮影しつつも、ダイナミックで動きのあるタイムラプス動画に仕上げることが可能になります。
またアプリ上で表示されるゲージとポラリエUの目盛りを合わせて見ることで、撮影終了時の画角をおおよそ想定することが可能です。
インターバルタイム・回転速度・撮影枚数を調整し、狙った映像を作り出してみてはいかがでしょうか?
対応機種をご確認ください
S:ソニー用
COM:キャノン・フジフィルム用
N10:ニコン用
NA:ニコン用
O:オリンパス用
PL:パナソニック・ライカ用
CN3:キャノン用