ビクセン | 天体望遠鏡、双眼鏡を取り扱う総合光学機器メーカー
太陽を中心に周回(=公転)している地球と土星。それぞれ違う速度で回っていて、太陽と地球と土星が1直線に並ぶときを衝[しょう]と呼びます。それが8月27日。
● 地球と土星の距離が最も近い → 最も大きく見える
● 土星は日没頃に昇ってきて、日の出頃に沈む → ほぼ一晩中見られる
という、観察にうれしい条件がそろいます。地球と土星の距離はゆっくりと変わるので、このメリットは衝の前後1か月半ぐらい続きます。つまり7月上旬〜10月上旬は土星観察にオススメとなります。
一方、地球の周りを公転しているのは月。その軌道は正円ではなく少しばかりいびつで、地球と月との距離は近づいたり遠のいたりします。8月31日は今年の満月のうち、最も地球との距離が近くなる日で近頃は「スーパームーン」と呼ばれています。また前日の30日は、かなり地球に接近している土星と月が、近寄って並んでいる光景を見ることができます。