ビクセン | 天体望遠鏡、双眼鏡を取り扱う総合光学機器メーカー
動物や植物のさまざまな器官には、びっくりするような賢い機能があって、人間が作り出す製品にも自然からヒントを得たものがたくさんあります。
それがバイオミメティクス。
今回は身近にあるバイオミメティクスと、パクっヒントになった方の生物を見比べてみました。
ハスの葉の上で水滴が転がる様子を見たことありますか?
これは葉の表面に大きさ数マイクロメートルの突起が無数にあって、細かなでこぼこがあるから。さらに葉全体にワックス成分が付着していて水をはじく性質を持っているからです。
これはロータス(ハス)効果と呼ばれていて、ヨーグルトの蓋や雨傘などに応用されています。
草地を歩いていると人間の衣服にいつの間にかくっついている“ひっつき虫”。その1つであるゴボウの実が、面ファスナー誕生のきっかけとなりました。
今回は同じく「ひっつき虫」と呼ばれる植物の中でも、比較的手に入りやすいオオオナモミを観察。
海綿は海に生息する多細胞生物で、さまざまな種類がいます。中でも硬い骨を持たない種類が、古くから入浴時に体を洗う道具として使われてきました。
人工的に作られるスポンジは、海綿の構造をまねて、ポリウレタンやメラミン、ゴムなどに炭酸ガスを混ぜ、発泡させて作られています。
● お手持ちのパソコンに接続して観察、画像保存も可能
● カメラ部分をスタンドから外して、手持ちで観察もOK
● 倍率:20〜200倍(19インチモニターで観察時)