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3月15日は仲良く接近している
細い月とプレアデス星団(すばる)を見よう!

星図

<3月15日20:00の西の空>

3月15日は空がすっかり暗くなる19:00頃から23:00ぐらいまで、月齢5の細めの月とおうし座のプレアデス星団(すばる/M45)が見かけ上、近寄って仲良く移動していく様子が西の空で見られます。2つの天体の近さは角距離にして約4°、倍率7倍くらいの双眼鏡で1つの視野に収まるぐらいです。月は、欠けている暗い部分がうっすら見える地球照[ちきゅうしょう](※2)という現象も見られるでしょう。プレアデス星団は双眼鏡で見ると、まず明るめの星が6つぐらい見えますが、実は100個以上の星の集まり。しばらく双眼鏡で眺めていると、1つまた1つと見える星の数が増えてくるでしょう。
この日、月とプレアデス星団の右下(西寄り下方)には−2.1等の木星も出ています。またその中間に天王星も。イラストを参考に、ぜひ天体望遠鏡で天王星も探してみてください。

※2...地球に当たっている太陽光が反射して月を照らしている状態。
※本文、イラストともに時刻は東京を基準としています。