Vixen の科学情報誌 So-TEN-Ken(ソウテンケン) WEB版

目でも耳でも楽しい!春の野鳥

春になるとなんとなくワクワクしてしまうのは、人間だけでなく鳥たちも同じ。
繁殖の季節を迎え、オスたちは華やかな声でさえずりを始めます。
また渡り鳥が子育てのために日本へやってくるので、目にする野鳥の種類も増えます。
目だけでなく、耳でも賑やかな季節の始まりです。

画像:メジロ

<メジロ>
春の代表ともいえる野鳥。サクラやウメの花をついばんでいる姿をよく目にします。高い華やかな声で「チーチュルチーチュル」などとさえずります。体長は12cmぐらい。

まずは耳でみつけよう

野鳥たちを怖がらせずに、じっくりとその可愛らしさを堪能するには双眼鏡が必須アイテム。といっても、いきなり双眼鏡で野鳥を探してもなかなかみつけることはできません。まずは“耳で”みつけましょう
せっかくさえずりの季節でもあるので、野鳥の声に耳を澄まし、声のする方向を探します。ある程度、狙いを定めてから双眼鏡を使います。双眼鏡があると鳥たちの顔つき・体つきがつぶさに見られて、その可愛いらしさたるや、たまりませんよ〜!!

ツバメ

画像:ツバメ

春〜初夏はツバメの子育て期。人家などの軒下をスッと行き来する大人のツバメを見かけたら、行き先を探してみましょう。このとき、ツバメを脅かさないように、巣を見つけてもあまり近づきすぎないことが大切です。双眼鏡越しにそっと見守ってあげましょう。

ヒヨドリ

画像:ヒヨドリ

市街地でよく見かけ、体長は28cmぐらい、全体的にグレー〜こげ茶色をしています。花や実を目当てに、樹木にとまっている姿をよく見かけます。目の下、頬っぺたの辺りが赤く、頭がボサボサのことも多くて、とても愛着のわく顔つきをしています。

センダイムシクイ

画像:センダイムシクイ

森林で見かける渡り鳥ですが、春は渡りの途中で、市街地の公園などで休憩していることも。メジロに似た大きさと色をしていますが、目の周りが白い円ではなく、スーッと白い線が伸びています。「チーチーギー」と最後が濁る音のさえずりをします。

ハマシギ

画像:ハマシギ

河川などの水辺で見かける体長21cmぐらいの渡り鳥。お腹が黒いのは春・夏の季節だけ。群れでいることが多いので、水辺で鳥の群れをみかけたら、双眼鏡を向けてみましょう。土の中に長いくちばしを突っ込んでえさを探している姿なんか、楽しいですよ。

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画像:hoop H8×25WP

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