ビクセン | 天体望遠鏡、双眼鏡を取り扱う総合光学機器メーカー
<2025年3月5日 西北西の空>
プレアデス星団の明るい星には、ギリシア神話を元にした名前がついています。※時刻は東京を基準としています。
地球に最も近い天体である月が、背後に見えるはずの天体を隠してしまう現象を食[しょく]と呼びます。2025年は月がプレアデス星団(すばる、M45)を隠す「プレアデス星団食」が4回起こります。
・3月5日(水) ・8月16(土)~17日(日)
・11月6(木)~7日(金)
・12月31日(水)
3月5日は22:00頃〜深夜0:00頃に全国で見られます。
イラストのように上弦2日前の月が、プレアデス星団を次々と隠しながら西北西の空に沈んでいきます。
プレアデス星団は数百もの星の集団ですが、中でも明るくよく見える星は6〜9個で、2〜5等級。天体望遠鏡や双眼鏡で見ると、光が当たっていない側の月の縁(暗縁)から1つまた1つとプレアデス星団の星が隠れ、月の明縁からまた姿を現す過程がよく見えます。
キラキラとした星粒と月の共演を、ぜひ楽しんでください。