ビクセン | 天体望遠鏡、双眼鏡を取り扱う総合光学機器メーカー
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メーカー小売希望価格: ¥1,177,000 (税抜価格 ¥1,070,000)
赤道儀の性能を極限まで追求したビクセンの到達点。ハイレベルユーザーが求める剛性、精度、機能、信頼性を備えつつ、エントリーユーザーにも親しみやすいデザインと操作性を両立しています。
スマートフォンアプリで無線操作が可能な「ワイヤレスユニット」を新たに搭載し、より使いやすくリニューアルしました。
天体望遠鏡を載せ、星の動きを正確に追尾する・・・。赤道儀が実現するべきことは実にシンプルで分かりやすいものです。
しかし、それだけでは足りない。機械に人が歩み寄るのではなく、より多くの人が使うことを考えた扱いやすい操作性、私たちが使う道具としての使いやすさ、信頼性を追求することが最も大切です。
星空を求める厳しい審美眼にかなう赤道儀。目指したのは、高機能・高精度・堅牢性、信頼性はもちろんのこと、内面からにじみ出る美しさでもありました。
デジタルカメラやCMOSカメラ、写真鏡筒の更なる技術向上により、天体写真もこれまで以上に高品質が求められるようになりました。
そこで、AXD2赤道儀では加工から組立、検査に至るまで多岐に渡る生産工程を見直すことでAXD赤道儀の精度をさらに向上、より確実な追尾を実現しました。
最新型であるAXD2赤道儀WLに至るまで継承されるAXDシリーズのDNA。精度・高剛性・操作性に基づく高い信頼性は、初心者からベテラン天体写真家まで、時代に合わせたすべての天文ファンのニーズに確実にお応えします。
お持ちのスマートフォンやタブレット端末がコントローラーとなり、高精度な天体自動追尾や、天体ナビゲーション機能を活用できる「ワイヤレスユニット」を搭載。
アプリ「STAR BOOK Wireless」(無料)では、星図を確認しながら見たい天体をタップするだけで自動的に視野に導入、追尾が始まり、天体ナビゲーションなどの機能をケーブルレスで快適にお楽しみいただけます。
AXD2赤道儀WLでは強度の要となる赤経軸シャフトおよび赤緯軸シャフトに径50mmの超々ジュラルミン材を採用。
軽量ながら最大搭載重量30kgを支える高強度を確保しました。
「超々ジュラルミン材」は、アルミニウム合金の中で最高の強度を持つ合金材。
高強度かつ軽量な材質である「チタン材(※1)」に比べ、機械的強度(引張強度)が上回るにも関わらず、比重(g/cm3)は約38%と軽い材料のため、航空機にも採用されています。
※1:純チタン材(JIS2種)
AXD2赤道儀WLは赤経ウォームホイールにφ135mmの大型ウォームホイールを採用、さらに270枚という十分な歯数を設けることでギアの歯1枚に対する精度誤差を排除、高剛性かつ極めて高い追尾精度を実現しています。
AXD2赤道儀WLでは赤経赤緯軸およびウォーム軸受けなど主要部に21個ものベアリングを効果的に使用。滑らかでストレスのない動きを実現しました。
「滑らかな動作、高レスポンス」を求めるお客様のニーズにお応えし、AXD2赤道儀WLでは極めて滑らかな動きを実現するとともに、高いレスポンスを可能にするために、赤経・赤緯両軸とも2相ハイブリッドパルスモーターを採用しています。
ダイナミックレンジの広いマイクロステップ駆動制御の採用により、最高800倍速(対恒星時)の高速導入と低速時の高レスポンスを両立。
低速から高速まで、滑らかで安定した動作が得られます。恒星時駆動では約400PPS(1秒間に400パルス)という高速パルスにより、振動が少なくスムーズに追尾できます。
また、最適な基盤回路とプログラムの工夫により高トルクながら低消費電力を実現しています。
星の追尾という極めてゆっくりとした回転速度に対応するため、赤道儀ではモーターの回転を減速する減速ギアヘッドを搭載しています。
減速ギアヘッドは複数の歯車を経由することで機械的にモーターの回転速度を減速する機構ですが、歯車が多いほどバックラッシュ(歯車で発生する機械的な遊び)の原因となり追尾精度に影響します。
そこで、AXD2赤道儀WLは低速から高速までモーター単体で精密に制御できるマイクロステップ駆動制御を採用し、減速ギアヘッドの歯車の数の削減に成功。
より少ない3枚の平ギアによりウォームホイールに力を伝達しています。またギア間も精密調整することで遊びを極力抑え、極めて優れた低バックラッシュを実現しています。
赤道儀(追尾モーター)は天体を正確に追尾する装置ですが、追尾中に星などを強拡大して見ると、一定周期で星が視野を非常にゆっくりと追尾方向に往復運動しているのが見られることがあります。
この現象をPM(Periodic Motion)といいます。これは、赤道儀がギアで駆動しているために起こるもので、機械的に避けることができません。
この現象を電気的に修正する機能をPEC(Periodic Error Correction)といいます。AXD2赤道儀WLでは、PECをあらかじめ赤道儀本体に記憶する
V-PEC(Vixen - Permanent Periodic Error Correction)を搭載。
工場生産時に赤道儀1台ずつ、高分解能PM(Periodic Motion)測定器を用いてウォームホイールの30度ごとに合計12点のPMを実測、このデータを元に最も効果的な補正値を算出し、赤道儀1台ごとに「赤道儀本体」の不揮発メモリーとして記憶させています。
通常PECはユーザー様ご自身の手でPMを測定、「コントローラー」に補正データを記録することで機能します。
これに対し、AXD2赤道儀WLでは動作する際、あらかじめ赤道儀本体に記憶されたV-PECが自動的に作動。ユーザーがPECを記録しなくても追尾精度±2.8秒角以内という高精度追尾が得られます。
モーターやウォーム軸、赤緯ウォームホイールなど重さを担う主要パーツをウェイト側に集約、また不動点から筒受け(機器を搭載する箇所)までの距離を短くすることで力学的に有利な構造を採用。
より少ないウェイトで搭載機器との重量バランスを取ることができます。搭載機器の重量によってはウェイトレスも可能です。
清楚で上品なイメージの「White」と、精密さ・高級感を意識した「Silver」をコンセプトに、フラッグシップとして精悍なデザインにまとめています。
デザイン性と実用性を兼ね備えた目盛環。上品なシルバーメタリックアルマイト処理を施し、ホワイトボディにアクセントとして引き立ちます。
また、赤経、赤緯各目盛環にはバーニャを標準装備。
赤経:1m(時角)単位
赤緯:10’ (約0.167°)単位
の精度まで読み取ることができます。優れたデザイン性だけではなく実用性も兼備しています。
ウェイト軸には耐蝕性に優れるステンレス素材を使用。赤道儀本体に収納される伸縮式のため、スピーディなセッティングが可能です。
太さ25mm、旧製品ニューアトラクス赤道儀のウェイトと互換性があります。
赤道儀の電子回路を1箇所に集約させることにより配線の簡略化に成功。
より安全で信頼性の高い電子回路を装備しています。
5倍20mmの極軸望遠鏡PF-LIIを内蔵。倍率を5倍とすることで視野を広く取り、北半球は北極星と近隣の星2つ(計3つ)、南半球は八分儀座にある特徴的な星3つを目安に用いた極軸合わせに対応します(歳差補正対応)。
自動消灯式暗視野照明内蔵で視認性にも優れ、3分角以内の精度でスムーズに極軸を合わせることができます。
筒受けには豊富な取付けネジ穴を採用。弊社製鏡筒、パーツはもちろん、他社製機器搭載を意識したネジ穴を装備しています。(※2)
汎用ネジM8用×8
汎用ネジ5/16インチ×4
※2:他社製機器の搭載につきましては寸法をご確認のうえ、搭載する機器説明書にてご確認ください。
「プレートホルダーSX(別売)」併用でアリミゾ式にもできます。
専用三脚(AXD-TR102)が安定した観測を実現します。三脚架台と脚のつなぎ目は、脚側に設けた耳軸を挟み込むねじれ剛性の高い構造を採用。
更にパイプ径を大型55mmに設計することで十分な強度を確保、より安定した観測を実現します。
取扱説明書に則った正しい使い方で、お買い上げの日から5年以内に故障等が起きた場合には無償にて修理いたします。 (電子機器は1年間保証)
AXD2赤道儀WL