ビクセン | 天体望遠鏡、双眼鏡を取り扱う総合光学機器メーカー
双眼鏡はどうやって選べばよいですか?
なるべく鮮明に見たいのですがどうすればよいですか?
メガネをしていても双眼鏡を使えますか?
メガネを外しても双眼鏡は見えますか?
ピントの合わせ方(視度調整)について知りたい
レンズの手入れ方法について知りたい
保管方法について知りたい
手ブレで見づらいのですがどうしたらよいですか?
双眼鏡と単眼鏡の違いはなんですか?
コンサートや観劇におすすめの製品を知りたい
スポーツ観戦におすすめの製品を知りたい
美術鑑賞におすすめの製品を知りたい
天体観察におすすめの製品を知りたい
バードウォッチングにおすすめの製品を知りたい
アウトドアレジャーにおすすめの製品を知りたい
【倍率】
双眼鏡は3倍から30倍以上と幅広い倍率があります。
倍率が高くなると、対象物もより大きく見えます。しかし、その分視界は暗くなり、また手ブレによる影響も大きくなってしまいます。
そのため、用途に合った倍率を選ぶことが大切です。
【明るさ】
明るさは主に、対物レンズの有効径に影響されます。対物レンズの有効径が大きくなるほど、集光力が高くなり、シャープで明るい像を見ることが可能です。しかし、その分、双眼鏡自体のサイズも大きくなり携帯しにくくなります。明るさに関しても、持ち運びの有無など目的を考慮して選ぶ必要があります。
【実際に選んでみましょう】
◆コンサートや観劇
広い会場には倍率8~12倍のものがおすすめです。野外コンサートであれば、雨などに備えて防水タイプを選ぶと安心です。
舞台が暗い場合などには、倍率6~10倍で、「明るさ」の数値が高いものがおすすめです。
防振機能付きだと、手ブレの影響もなく”推し”のあの人をずっと視界に入れられます。
◇おすすめの製品
アリーナ HD8×21WP、アテラ防振双眼鏡
◆旅行
同じく6~10倍の双眼鏡がおすすめです。小型・軽量の双眼鏡は持ち運びにも便利です!
◇おすすめの製品
Saqras(サクラス) H6×16、meglass(メグラス) H6×16
◆スポーツ観戦
広い会場であれば8~12倍、動きが激しいスポーツであれば6~8倍がおすすめです。特に防振双眼鏡は、選手の動きをスムーズに追うことが可能です。
双眼鏡スポーツ観戦の魅力をご紹介する特設ページ「スポーツ観戦に行こう!」もご覧ください。
◇おすすめの製品
アテラ防振双眼鏡、アリーナスポーツ
◆バードウォッチング
倍率6~10倍程度のものが手ブレを起こしにくく、野鳥観察がしやすいです。朝夕の観察では、明るく見られる対物レンズ有効径が大きいものがおすすめです。
また、フィールドスコープを使用すると安定して観察ができます。
◇おすすめの製品
アトレックII HR8×32WP、アスコット ZR8×32WP、アスコットZR7×50WP、フィールドスコープ ジオマII ED52-S
◆アウトドアレジャー
水辺での使用や悪天候に備えて、防水タイプがおすすめです。軽量のものは登山や散策にも便利です。
◇おすすめの製品
アペックスII、hoop H8×25WP、at4 M4×18、at6 M6×18
◆天体観察
対物レンズ有効径が30mm以上の明るく見える機種がおすすめです。三脚などに双眼鏡を取り付けると、手ブレの影響もなく安定して観察できます。
◇おすすめの製品
アトレックII HR8×42WP、アスコット ZR7×50WP
明るく鮮明な像が見られるかは、「対物レンズ有効径」「プリズムの材質」「コーティング」がポイントになります。
◆対物レンズ有効径
見る対象側に使われるレンズを「対物レンズ」といい、その直径を有効径といいます。有効径が大きくなるほど光がたくさん集まり、明るくシャープな像を見ることが可能です。
◆プリズムの材質
ビクセンでは、以下の3種類のプリズム材質を使用しています。
BK7:一般タイプのプリズム材料です。
BaK4:光学性能の優れた高級プリズム材料です。隅々までカゲリのないシャープな像を得られます。
SK15:光学性能のきわめて優れた最高級プリズム材料です。屈折率はBaK4よりも高く、より一層隅々までカゲリのない、シャープで鮮明な像を得られます。
◆コーティング
コーティングの種類やコーティングが施されている場所によって、明るさや鮮明さが変わります。
メガネをかけたまま双眼鏡を使用する場合は、「アイレリーフ」が15mm以上のものがおすすめです。アイレリーフとは、双眼鏡をのぞいた際に全視野を見渡すことのできる「目と接眼レンズの距離」のことをいいます。
アイレリーフの長い機種では、目が接眼レンズから離れた状態でも全視野を見渡すことが可能です。メガネを使用したままのぞく際には、ゴム見口を外側に折り返す、またはポップアップ式見口の場合では、見口を下げた状態のまま使用します。
アイレリーフが15mmよりも短い場合も使用できますが、メガネの形状などによっては視野の周辺に接眼レンズの黒い枠が見えることがあります。
双眼鏡には視力に対して調整するための仕組みがあるため、メガネを外しても利用できます。近視や乱視の強い方ですと、メガネを外すと見えにくい場合があります。
左目と右目の視力が異なる方の場合、片方の目ではピントが合う(はっきり見える)がもう片方の目ではピントが合わない(ぼやけて見える)ということが起こります。
こうしたことを防ぎ、左目と右目の視力のバランスをとるのが「視度調整」です。
使用時には必ず視度調整を行うことをおすすめします。
視度調整の方法はおよそ2種類あります。
◆左右それぞれ独立にピントを合わせるタイプ
まず、左目だけでのぞきピント合わせリングでピントを調整します。次に右目だけでのぞき同様にピントを合わせます。
◆片方の目に対してピントを合わせてから、もう片方のピントを調整するタイプ
まず、視度調整リングがついていないほうのレンズをのぞきながら、ピント合わせリングでピントを合わせます。次にもう片方のレンズをのぞきながら視度調整リングでピントを合わせます。
詳しくは製品の取扱説明書でご確認ください。
<使用する道具>
・ブロアー
・レンズペーパー
・無水エタノールなどのカメラレンズメンテナンス用クリーナー
レンズについたゴミやホコリは、拭かずにブロアーで飛ばしましょう。
指紋がついてしまった場合は、市販のカメラレンズメンテナンス用のレンズペーパーに市販のカメラレンズメンテナンス用レンズクリーナーを少量湿らせ、軽く拭き取ってください。
雨や夜露で濡れた時はしっかり乾かしてからしまうことが大切です。
湿度の高い場所、ほこりが多い場所での保管は避けましょう。乾燥剤(シリカゲル)を入れた容器などに収納するのもおすすめです。
倍率が高い機種では、少しの手ブレでも視界が揺れて見えづらくなります。以下の製品は手ブレを軽減できるため、ぜひお試しください。
・ビノホルダー
ビノホルダーは、双眼鏡を三脚に取り付けるための双眼鏡を三脚に取り付けるためのアイテムです。三脚に取り付けることで、高倍率でも安定して観察ができます。
※ビノホルダーが取り付けられない機種があります。
・防振タイプの双眼鏡
アテラ防振双眼鏡は、10倍や12倍と高倍率ながら、手振れ補正機構を搭載しているため、安定した視界が得られます。
・防振双眼鏡について
双眼鏡:両目で見るため、疲れにくいのが特長です。また、両目で見ることでより立体的に見えるため、コンサートや野鳥の観察などに適しています。
単眼鏡:片目で見るため、双眼鏡に比べコンパクトです。ピントの合う最短距離(至近距離)が短いので、美術鑑賞などに適しています。
また、「at4 M4×18」や「at6 M6×18」は、双眼鏡ながらピントの合う距離(至近距離)が55cmと短く、足元の草花や昆虫などの生物だけでなく、単眼鏡のように美術鑑賞にもお使いいただけます。
広い会場には倍率8~12倍のものがおすすめです。野外コンサートであれば、雨などに備えて防水タイプを選ぶと安心です。
舞台が暗い場合などには、倍率6~10倍で、「明るさ」の数値が高いものがおすすめです。
防振機能付きだと、手ブレの影響もなく”推し”のあの人をずっと視界に入れられます。
◇おすすめの製品
アリーナ HD8×21WP、アテラ防振双眼鏡
・防水双眼鏡について
・防振双眼鏡について
広い会場であれば8~12倍、動きが激しいスポーツであれば6~8倍がおすすめです。特に防振双眼鏡は、選手の動きをスムーズに追うことが可能です。
双眼鏡スポーツ観戦の魅力をご紹介する特設ページ「スポーツ観戦に行こう!」もご覧ください。
◇おすすめの製品
アテラ防振双眼鏡、アリーナスポーツ
美術鑑賞を行う際には、近い位置でピントが合うものがおすすめです。
単眼鏡のマルチモノキュラーなら、ピントの合う距離(至近距離)が25cmなので、絵画や工芸品などに近付いて細部まで鑑賞することが可能です。
また、「at4 M4×18」や「at6 M6×18」は、双眼鏡ながらピントの合う距離(至近距離)が55cmと短く近距離での鑑賞ができ、美術鑑賞にも適しています。
双眼鏡を用いて天体観測をする場合、対物レンズ有効径が30mm以上の明るく見える機種がおすすめです。
三脚に双眼鏡を取り付けると、手ブレの影響もなく安定して観察できます。
◇おすすめの製品
アトレックII HR8×42WP、アスコット ZR7×50WP
・天体観測用双眼鏡について
◆素早い小鳥を観察する場合
倍率6~10倍程度のものが手ブレを起こしにくく、野鳥観察がしやすいです。朝夕の観察では、明るく見られる対物レンズ有効径が大きいものがおすすめです。
◇おすすめの製品
アトレックII HR8×32WP、アスコット ZR8×32WP
◆水鳥を観察する場合
倍率10倍の高倍率のものを三脚に取り付ける、もしくはフィールドスコープを使用すると安定して観察ができます。
◇おすすめの製品
アスコットZR7×50WP、フィールドスコープ ジオマII ED52-S
水辺での使用や悪天候に備えて、防水タイプがおすすめです。軽量のものは登山や散策にも便利です。
◇おすすめの製品
アペックスII、hoop H8×25WP、at4 M4×18、at6 M6×18
・防水双眼鏡について
・軽量双眼鏡について