Vixen の科学情報誌 So-TEN-Ken(ソウテンケン) WEB版

高倍率でもブレない!!
防振双眼鏡を使ってみた

どこへでも持って行けてサッと使える双眼鏡ですが、「もう少し大きくして見たいなぁ」と欲張ると、手ブレという難題が立ちはだかります。
そこで使ってみたくなるのが、手ブレを補正してくれる“防振双眼鏡”。
実はライブ会場で「すぐそこにいるみたい」とすでに人気のようですが、本当に値段に見合う“優れもの”なのか、そこのところ知りたいですよねぇ…。

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そもそも“手ブレ”ってナニ?

画像「プレアデス星団」

おうし座のプレアデス星団(=すばる⁄M45)。秋から冬にかけて、見やすいシーズンとなります。

画像「イルカウォッチング」

イルカやホエールウォッチングのように、揺れる船上で防振装置の威力を実感。沖釣りでは小魚がはねる場所を双眼鏡で探して、水面下の獲物を見つけます。

画像「動物園」

車で巡るタイプの動物園。広々とした敷地で自然体で過ごす動物の姿は、ぜひ高倍率で見てみたい。

普段、手ブレなど気にしないで双眼鏡を使っている人は多いと思います。ですが双眼鏡を持つ手の肘を脇にピタッとつけて体に固定したり、柵や窓枠など動かないものに肘を乗せると、見る対象がグッと鮮明になることがあります。このとき影響していたのが“手ブレ”。これは双眼鏡の倍率が高くなるほど、ブレる幅が大きくなり、手ブレによる見にくさや目の疲れなども大きくなります。一般的な双眼鏡では目安として、倍率10倍ぐらいまではあまり手ブレも気になりませんが、それ以上になると手ブレの影響を受ける場合があります。

防振双眼鏡ってどんな感じ?

図「防振スイッチ」

下の写真の「アテラII」シリーズを試してみました。防振装置には電源が必要で、アテラの場合は単4形電池2本を使用。ON/OFFスイッチがあるので、不要な時はOFFにして電池の消耗を節約できます。スイッチをONにして見たりOFFにして見ると、その効果がよくわかります。遠くにあるものほど防振装置の効果は高くて、“本気で見たい”ものには、高倍率でも快適に見られる防振双眼鏡が最強アイテムになる気がします。

おすすめ

画像「アテラII H10×21」

防振双眼鏡 ATERA(アテラ)IIシリーズ

防振双眼鏡では世界トップクラスの軽さ
電池を入れても300g台(10倍モデル)/400g台(12倍)/500g台(14倍)と、防振なしの普通の双眼鏡と変わらない重さです。
使い分けられる2種類の防振モード
「V1」モードは小刻みな揺れを抑え、双眼鏡をあまり動かさず見続けるときにオススメ。「V2」は大きな揺れを抑え、あっちこっち見る方向を頻繁に変えるときにオススメです。
レンズには3種類ものコーティングを施して、さらに鮮明に、さらに明るく見せてくれます。

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