ビクセン | 天体望遠鏡、双眼鏡を取り扱う総合光学機器メーカー
天体を撮影するには、雲がなく晴れていることがまず重要です。次に気をつけるのは、月。月は思っている以上に明るく、ほかの星が見えなくなってしまいます。月自体を被写体にする場合を除いて、月が出ていない時間に撮影するのが大原則となります。
月と太陽がほぼ同じ時刻に昇って沈む新月の日は、一晩中月が出ないので、何時でも撮影チャンス◎です。その前後数日間も同じような状態なので◎。月は1日に約50分ずつ太陽に遅れて昇り、約30日後にまた太陽に追いつきます。この間に新月→上弦→満月→下弦→新月…と、月の満ち欠けも変わります。
月の出ていない時間帯は左図ようにずれていき、上弦前後は深夜0:00頃〜夜明け前が◯、満月の頃は一晩中出ているので×、下弦前後は日没〜深夜0:00頃が◯となります。「天文カレンダー」では満ち欠けをイラストで表示しているので参考にしてください。
カレンダーなどには月齢が載っているものもあるので、月齢と撮影チャンスの関係を覚えておくのも手です。月齢は新月が「0」、翌日は「1」、翌々日は「2」と増えていき、上弦の頃は「7」前後、満月は「14」「15」ぐらい、下弦は「22」前後、そして「30」ぐらいまでいったらまた新月「0」からスタートします。月齢と撮影チャンスの関係は、大体の目安としてこんな感じになります。
27以降と0〜2 → ほぼ一晩中◎
3〜12 → 夜の後半○
13〜16 → ×
17〜26 → 夜の前半○
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月の位置を星図上に示してくれるアプリ。日時の指定ができるほか、デバイス追従モードでは、空にかざせば、今 見えている空の天体名を教えてくれる。その日の月齢によって見やすい月の地形も紹介しています。