
<日没後の西天で、金星と木星が仲良く並ぶように大接近>
この写真は2012年に金星と木星が接近した様子で、両惑星の離角は約3°。2023.3.5がちょうどこれくらいの離角。撮影:© 井川俊彦(2012.3.13)
ビクセン | 天体望遠鏡、双眼鏡を取り扱う総合光学機器メーカー
度々起こる惑星同士の接近や、月と惑星の接近。
夜空でダントツに明るい天体が寄り添う姿は、神々しくもあり、ほのぼのする感じもあり。
これを双眼鏡でのぞいてみると…、
それは一気に宇宙感漂う別世界の光景へと変わります。
肉眼でもなく、天体望遠鏡でもなく、双眼鏡でしか味わえない世界をぜひのぞいてみてください。
<日没後の西天で、金星と木星が仲良く並ぶように大接近>
この写真は2012年に金星と木星が接近した様子で、両惑星の離角は約3°。2023.3.5がちょうどこれくらいの離角。撮影:© 井川俊彦(2012.3.13)
双眼鏡で星を見る良さは、特にセッティングの必要がなく手軽なこと。そしてもう1つ、天体望遠鏡よりも倍率が低いので、視野が広いということです。だから1つの視野にいくつもの星が入ってきて、惑星同士の接近や星座の星の並びなどがよく分かります。
<金星と木星>
双眼鏡で見たときのイメージ(視野7°)。撮影:©中西アキオ(2015.10.26)
<月齢25.6の月と金星>
双眼鏡イメージ(視野7°)。撮影:©井川俊彦(2012.8.14)
<3月2日・5日の金星と木星の位置>
19:00前後の西の空。視野角7°ぐらいの双眼鏡で見ると、1つの視野に2つの惑星がとらえられる。
<3月24日、三日月と金星の位置>
那覇では月の影に金星が隠れる。福岡ではギリギリかすめるように通過。
天文カレンダーには、肉眼•双眼鏡•天体望遠鏡のマークが記してあります。これはそれぞれのアイテムで観察をオススメする天文現象がある日。例えば2023年3月2日は金星と木星の接近、4月11日は金星とプレアデス星団の接近がありますが、いずれも双眼鏡マークがついているので、ぜひ双眼鏡で見てほしい日です。
「大っきな星座黒板で春の星をたどろう!」では、2023年3月2日の金星と木星の大接近と、3月24日の金星食(鹿児島や沖縄などでは三日月の陰に金星が隠れてしまう金星食。そのほかの地域では三日月のすぐ上を金星が通って行く)を紹介しました。これも双眼鏡で、遥か遠くの天体がだんだん接近してきて、まただんだん離れていく様子をしっかり見届けることができます。また当日だけでなく、前後数日は2つの天体が仲良く並ぶ様子が観察できます。肉眼でも見える天体ですが、双眼鏡でのぞいてみると、そこに一気に“宇宙の空気感”が広がるのを感じるに違いありません。
●重さ500gと軽く、ボディが大き過ぎない
●倍率は6倍と8倍の2機種
●眼幅が最小49mmまで縮められるので、お子さんでも使いこなせる
●レンズコーティングはハイレベル、汚れを落としやすい撥油コートも採用
●ビノホルダーH/MH(別売)を使用して三脚に取り付けることが可能
倍率:8倍
対物レンズ有効径:30mm
サイズ:11.5×16.0×5.4cm
重さ:500g
コーテイング:PFMコート、撥油コート 防水
※倍率6倍のアトレックライトⅡ BR6×30WPもあります。