"星を見に山に行く、という文化をつくりたい"
気軽に望遠鏡を、たくさんの人に使ってもらいたい。本当は身近に星はあるのにこれまでの望遠鏡は重くかさばるものばかりでした。その敷居の高さが人から星を遠ざけてしまっていました。「気軽にお気に入りの場所で星が楽しめたら」そんな思いを込めた製品が、A62SS鏡筒です。
また、『星を見に山に行く』という文化をつくりたいという思いもありました。
山でみる星は特別きれいに見えます。そしてそんなところで望遠鏡を使って見る月は格別です。その感動を体験してもらうためにはやはりコンパクトな望遠鏡が必要だと思いました。
そんなビクセンの強い思いから生まれたA62SS鏡筒。 今回、山岳ジャーナリストの柏澄子さんをお呼びして、初心者にも優しい長野県入笠山で、山×星を体験していただきました。
1967年千葉県千葉市生まれ。登山全般および山岳地域のあれこれをテーマにしたフリーランスジャーナリストであり、登山ガイド。著書に『はじめよう! 山歩きレッスンブック』など山登りの楽しみを伝えている。
柏さん山を登ったときに夜空を見上げることはありますが、星のことはあまり知りません。今日はおねがいします!
新妻今日は月が出ているので明るく、夜の八ヶ岳の全容がよくわかる、素晴らしい山と星空の景色ですね。この景色は入笠山ならではです。 星を楽しむために、私は山に行くときにいつもSG6.5双眼鏡を持ち歩いています。星空から夜景まで良く見え、普段とは違う景色をみせてくれますよ。
柏さん新妻さんから双眼鏡のレクチャーを、のぞき方から眼幅や視度の調整まで教わりました。これができてこそ気持ちよく双眼鏡を使えるんですね。 これまで数えきれないほど山の星空を仰いできましたが、いつもなにかのついでに眺めていました。ついでではなく時間をかければ、星の位置が変化し次の星も昇ってきて、とても幸せな気分になれますね。
新妻こういう場所に持ち歩いてきて、やっと自分が理想とするシチュエーションで天体望遠鏡が使えてうれしいです。 さすがに大きい天体望遠鏡を持っていくのは無理ですが、A62SS鏡筒だったら山の上での観望会も実現できます。またこの鏡筒はスマホとの相性も良いし、スマホ自体の性能も上がってきたのでスマホでも月が十分に良く撮れる。これでようやく誰でも気軽に月が撮れるようになるなあ。
柏さん新妻さんから双眼鏡のレクチャーを、のぞき方から眼幅や視度の調整まで教わりました。これができてこそ気持ちよく双眼鏡を使えるんですね。 これまで数えきれないほど山の星空を仰いできましたが、いつもなにかのついでに眺めていました。ついでではなく時間をかければ、星の位置が変化し次の星も昇ってきて、とても幸せな気分になれますね。
山登り初心者にも優しい入笠山。山頂付近までゴンドラすずらんで行くことができる。
ゴンドラ山頂駅より徒歩10分。春から秋にかけてたくさんの山野草が咲き誇る。冬にはスノートレッキングが楽しめる。
入笠湿原を越えた先にある山小屋、マナスル山荘へ。ホスピタリティあふれるオーナーの山口さんが居心地の良い空間を提供してくれる。
季節に合わせたこだわりのお手製料理が楽しめる。写真は特製ビーフシチュー。
今回は山頂までナイトハイクをして星空を楽しんだ。山荘付近の開けたところで星をのんびり鑑賞するのもオススメ。
早起きをしてビューポイントで朝日。山頂に次ぐ絶景ポイント。八ヶ岳を見わたせる他、天気が良ければ富士山を見ることもできる。
入笠湿原よりも広々とした大阿原湿原を通ってテイ沢へ。コケと清流の美しい景気が待っている。
新妻今回の星をたのしむ山登りはどうでしたか?
柏さん星をみるために山に登ること自体がはじめてで新鮮でした。 山に望遠鏡、もって行けちゃうんですね。そして正直、この旅が始まる前は星空や月を観察して面白いのかなって思っていました。笑
新妻実際望遠鏡で月をみて印象変わりました?
柏さんはい。雲が月の前を流れたり、月が動いていくのをみていてこんなにダイナミックなんだ!って感動。ただ眺めるだけじゃなくて、望遠鏡でじっくり月を見るのも面白いことなんだなって。
新妻その通りですね。“月に始まりつきに終わる”という言葉を天文好きの人たちが使うくらい、月って割と身近に感じられるのに意外と奥が深い。
柏さんそんな言葉があるんですね。望遠鏡をのぞいたときにとても近くに見えるように感じて、私は簡単に行けそうだ と思っちゃいましたけど。笑
新妻そういう意味で言うと、身近な宇宙旅行感覚が味わえるのは、実は月かもしれませんね。今回はカメラ三脚にA62SS鏡筒を取り付けて月を楽しみましたが、しっかりした微動操作の出来る三脚があればもっとしっかり星が楽しめますよ。
柏さん確かに!これをきっかけに山でじっくり星や月を楽しんでみたいです。
丈夫で使いやすい鏡筒・三脚収納ケース。摩擦に強い420デニールのナイロンオックスを使した、縫い目のないウェルダー加工の防水仕様ケースです。
フードを縮めると全長約30cmとコンパクト。また金属製の本格的な屈折望遠鏡ながら異例の軽量1.8kgを実現。バックパックに収納して旅行などどこへでも持ち出したくなる鏡筒です。
SG2.1×42をご愛用いただいている方々からの、「もうちょっと倍率のある星空用双眼鏡もほしい」というご要望に答えて開発。「星を見るために」にとことんこだわった双眼鏡です。
スマートフォンを天体望遠鏡など光学機器に取付けて撮影できます。月面や惑星の撮影、顕微鏡に取付けてミクロ撮影、フィールドスコープに取付けて野鳥の撮影などがお楽しみいただけます。