子供も大人も虜にさせる飛行機の世界
今回向かったのは成田国際空港の近くにある航空科学博物館。ここは飛行機ファンの聖地として知られています。 実際に使用されていた旅客機などの展示や体験はもちろん、すぐそばで離着陸をしている飛行機をみることができます。 博物館のスタッフの方に館内を案内してもらいながら、飛行機の魅力に迫ります。
1967年東京都両国生まれ。大学では航空機設計等を学び、現在は博物館で展示や教育普及関連の業務を担う。 航空機や鳥類等、飛ぶものはほぼすべて興味の範囲内。但し流星等は例外。ハンググライダーパイロットと鳥類標識調査員の資格保持。
新妻まずはじめに、飛行機好きの方たちはどんな楽しみ方をしているんですか?
金田さん行機の写真を撮影する方もいれば、双眼鏡を使って飛行機鑑賞をする方もいますし、また自分でプラモデルを作ったり集めたり、なんていう方もいらっしゃいますよ。
新妻星の世界もそうですが、それぞれの楽しみ方がありますね。
金田さん子供から大人まで楽しめる幅の広い趣味の世界ですよね。そんないろんな楽しみ方があるのが飛行機の魅力だと私は考えています。
新妻飛行機鑑賞の楽しみ方を詳しく教えていただきたいです。
金田さんまず、成田空港の近くなので、飛行機鑑賞におすすめのスポットがたくさんあります。この博物館もそのスポットのひとつですが、すぐ近くにひこうきの丘という場所もロケーションが良く撮影スポットとしても人気です。
新妻移動手段として飛行機に乗ることはあってもこんなに近くで飛んでいるのを見るのは初めてです。すごく迫力がありますね。離着陸の様子を双眼鏡で眺めると飛行機ってとても雄大に感じます。
金田さんこれだけ大きいとそうですね。でも実際には時速250~300kmの速さで飛んでいるんです。双眼鏡で滑走路の様子を眺めるのもなかなか面白いですよ。
新妻これはただ眺めるだけでは気づかないですね。整備作業の風景は映画でも見ている気分になります。
金田さんまた少しマニアックにはなりますが、機体のナンバーをチェックするという楽しみ方もあります。このナンバーを調べると、どこの国に行っていたのか、これからどこへ向かうのかなど、機体自体の来歴がわかるんです。
新妻そんなことを想像しながら飛行機を見るととても夢が広がりますね。
金田さん飛行機についてのいろんなことを知れば知るほど鑑賞するときにわくわくしますね。笑
新妻双眼鏡を使うなら、8倍や10倍くらいの倍率で楽しめそうです。
金田さんそうですね、飛行機鑑賞には適していると思います。また、コンパクトで軽いものだと、飛行機撮影の人も持って行きやすいし、またお子さんでも使いやすいです。
金田さん成田空港近辺は自然も多く、季節や時間、気象によっていろんな飛行機の景色が楽しめるところも魅力です。月と飛行機の写真を撮影しに来る方も結構いらっしゃいます。
新妻月と飛行機の写真はそれこそ映画の世界のようですね。撮影に向いているスポットはりますか?
金田さんスポットというより、飛行機の航路はある程度決まっているので、風向きや運行状況などを確認しながら場所は選んだほうが良いですね。
新妻なかなか難しそうですね。
金田さん忍耐は必要になりますが、特別難しいということはないかと思います。といっても一晩ねばってやっと1枚とか。笑 でもこれが撮れた瞬間はとびきり嬉しいです。
新妻せっかくなら望遠鏡で月を眺めながら撮影をするのもおすすめです。望遠鏡にデジタルカメラクイックブラケットIIというパーツを取り付けるとデジカメでも気軽に撮影ができますよ。
金田さん楽しそうですね。ぜひ満月の夜にチャレンジしてみたいです。
新妻今日持ってきたポルタII望遠鏡ですが、三脚を双眼鏡に取り付けることもできるので、性能の高い双眼鏡と組み合わせて、もっとしっかり鑑賞するのも楽しいですね。
金田さん手振れを気にせず見られますね。本格的に鑑賞するなら、飛行機の離着陸のスケジュールや、機体についてもっと知ると、奥の深い楽しみ方ができると思いますよ。
新妻今日一日案内していただいて、飛行機にさらに興味がわきました。とても雄大で、そして夢がつまっているんですね。
金田さんそうですね。そういう意味でも、子ども大人男女問わずに、様々な方たちがここに足を運んできてくれるのだと思います。
新妻今後この博物館をどのようにしていきたいですか?
金田さん一度飛行機の魅力を知ってもらうと、長く飛行機のファンになってくれる方が多いので、この博物館がそのきっかけを与えられるような場所になっていけばいいなと思います。
成田空港南側に隣接する千葉県山武郡芝山町にある航空専門の博物館。
約20機の実物の航空機を屋外展示する他、館内ではシミュレータや大型航空機のエンジン、翼や胴体の構造展示などを行っている。最上階は展望室になっており、多くの離着陸を観察できる。
■航空科学博物館ウェブサイト:
http://www.aeromuseum.or.jp/
【近日発売予定】 軽くてコンパクトな、8倍双眼鏡。長時間の鑑賞でも疲れにくく、扱いやすい双眼鏡です。
【近日発売予定】 軽くてコンパクトな、10倍双眼鏡。長時間の鑑賞でも疲れにくく、扱いやすい双眼鏡です。
明るくて優れたコントラストが自慢。タフで高性能な双眼鏡です。三脚に取付けて本格的な飛行機鑑賞を楽しめます。
手振れ補正機能のついた単眼鏡。6倍~12倍までズームができるため、さらに細かい部分の飛行機鑑賞が可能になります。
天体望遠鏡に取付けて、デジカメで気軽に星や飛行機撮影にチャレンジできます。 カメラをブラケットから外さなくても、レンズを直接のぞいて目標物を確認するための切替えをすばやく行うことができます。
ポルタII経緯台に双眼鏡やフィールドスコープを取付けられるプレートです。 ※双眼鏡を三脚に固定するためのアクセサリー「ビノホルダーH」が別途必要になります。
天体望遠鏡に取付けて、スマートフォンで気軽に星や飛行機撮影にチャレンジできます。 適合条件を満たしていればフィーチャーフォンなどスマートフォン以外の端末でも撮影できます。