ビクセン | 天体望遠鏡、双眼鏡を取り扱う総合光学機器メーカー

天体望遠鏡の基本を学ぼう!

まだ天体望遠鏡を触ったことのない人でもわかる!
天体望遠鏡の基本と選び方を、超ビギナー目線で説明します。

6時間め » 口径[こうけい]

もし「よく見える天体望遠鏡が欲しい」と言われたら、“よく見える”の意味にもよりますが、まずは口径(対物レンズ有効径もしくは対物主鏡有効径)の大きな望遠鏡をオススメします。
夜空に光る星は、日中の景色などに比べれば本当にわずかな量の光です。
だから鏡筒にいかにたくさんの光を取り込めるかは、とても重要なのです。
そこで光を受け止めるレンズや鏡の面積が大きい、つまり対物レンズ(主鏡)有効径の大きい方が“よく見える”望遠鏡と言えるのです。
さらにレンズ(鏡)の材質やコーティングの質を高めることで、星々の淡い光を途中で減らすことなく接眼レンズまで届き、私たちの目に星の輝きが映るのです。

<対物レンズ(主鏡)有効径とは>

また口径は倍率とも関係があります
小さな小さな星をできるだけ拡大してみたいと皆さんも思いますよね。
接眼レンズ(アイピース)を交換すれば倍率は上げられますが、いくらでも上げて良いわけではありません。
鏡筒にはそれぞれ適正倍率というものがあり、それを超えるとかえって天体がぼやけてよく見えなくなってしまいます。
一般的に適正倍率は口径から算出できます。
 口径(mm)×2=適正倍率(※)
例えば口径80mmの鏡筒であれば、×2の160倍、これが適正倍率です。
口径が130mmならば260倍です。
大きく分けると、鏡筒にはレンズを通して光を屈折させる屈折式と、鏡で反射させる反射式の2種類があります。
口径が大きくなると価格も高くなるものですが、屈折式に比べると反射式の方が口径の大きめなものでも比較的安価で手に入ります。

※…「口径×1.5=適正倍率」もしくは「口径=適正倍率」とする場合もあります。

口径80mm 屈折式 天体望遠鏡 ポルタII A80Mf
光学系式
屈折式
架台形式
経緯台
対物レンズ有効径
80mm
焦点距離
910mm

グラグラしない、しっかりとした三脚。これは天体をちゃんと見るための最初の1歩。
バランスを維持しやすい設計や、後々、鏡筒を買い替えてグレードアップできるなど、“スタンダードな1台に欠かせない要素”を設計者が考え抜き、めいいっぱい盛り込んだ天体望遠鏡が「ポルタII」シリーズです。
接眼レンズは最初から2本付属していて、2種類の倍率で観察できます。

詳細はこちら
口径130mm 反射式 天体望遠鏡 ポルタII R130Sf
光学系式
反射式
架台形式
経緯台
対物主鏡有効径
130mm
焦点距離
650mm

上記と同じ「ポルタII」シリーズで、反射式の鏡筒とセットになっています。
口径は130mmあり、星雲・星団などそれほど明るくない天体の観測にもオススメできます。

詳細はこちら